防犯用語辞典
サーマルカメラ
さーまるかめら
サーマルカメラは、あらゆる物体、車両、人物から放射されている熱に反応し、画像を生成するカメラ。
撮影範囲の明るさに一切影響されずに、熱のみで映像を作り出すことができる。
具体的にどんな服装か、どんな人相かなどを把握することは出来ないが、熱反応があるかないか、それが人型なのか、車両型なのかはわかる為、重要施設などへの侵入などは通常の防犯カメラよりも確実に感知できる。
また、真っ暗闇の場合、通常の防犯カメラは赤外線投光の届く範囲でしか映像を認識できないうえに、赤外線最大到達距離に近づけば近づくほど光量が乏しくなるため、遠くの物の撮影は実質できないが、サーマルカメラの場合、明るさは全く無関係となるため、通常の防犯カメラよりも広範囲の侵入や異常を感知できる。
国境警備に利用されているサーマルカメラは、最大20km先の侵入を感知できる。
サーマルカメラに関連する言葉
全方位カメラ
超広角魚眼レンズを搭載し、カメラ1台で360度の撮影ができるカメラ。 通常のカメラが広角90度ほどの撮影範囲なので、全方位カメラは1台で4台分の撮影範囲をカバーできる。 魚眼レンズは360度撮影した映像が真円で表現される … 続きを読む
マグネットセンサー
侵入目的で窓やドアを開けられたことを検知するセンサーのこと。ドアスイッチともいう。 コストパフォーマンスに優れ、小型で目立たないという利点がある。 泥棒の住宅への侵入は60%以上が窓からのため、窓にマグネットセンサーを設 … 続きを読む
ダミーカメラ
防犯カメラの代わりに泥棒の侵入を抑止するための、偽物の防犯カメラ。 防犯カメラとは違い、映像撮影機能はない。 屋内用・屋外用、BOX型、ドーム型など、本物の防犯カメラ同様に多数の種類があり、設置場所に応じて最もふさわしい … 続きを読む
2WAYカメラ
防犯カメラには、映像線と電源線の2本の配線が必要な「電源別送式」と、映像と電源を1本の配線で送信する「電源重畳式」の2種に分別される。 2WAYカメラは、電源別送式としても電源重畳式としても使えるカメラの事。 長距離配線 … 続きを読む
ボックス型カメラ
防犯カメラの形状の一つ。 箱型の本体の先端部にレンズを付けたもの。 防犯カメラであることが一目で分かり、どこを向いているかが分かる為、「監視している」というプレッシャーを犯罪者に与えることができる。 店舗のレジ前や店内の … 続きを読む