出店荒らし

でみせあらし

休日や夜間など営業時間外、無人になる店舗に侵入し、商品や金品を窃盗する手口。

出店荒しは年々組織化・スピード化・凶悪化しており、複数人数で見張り役、実行役など役割分担をし、入り口をバールでこじ開けたり、ガラスを割ったりして侵入し、店内の物を根こそぎ詰め込み、5分以内で犯行を完結することが多い。

また、凶器を持っている犯行グループもある為、店主が駆け付けて泥棒と鉢合わせになったりすると大変危険。

近年は携帯電話の販売店で、最新機種を根こそぎ盗み去る手口が多くみられるが、警備会社のセキュリティがあっても構わず犯行を完結させてしまうことが多く、人の駆付けが間に合わないことを計算の上で犯行に及んでいることが分かる。

出店荒らし対策には、防犯カメラによる犯罪抑止・証拠撮影や、侵入警報設備によるサイレンや警報ベルでの威嚇が効果的。

出店荒らしに関連する言葉

  • リレーアタック

    「リレーアタック」とはスマートキーが常時出している微弱な電波を電波増幅器で増幅させ、近くにスマートキーがあるものと自動車に誤認させることで、自動的にロックが解除される仕組みを悪用して車のドアを開け、エンジンをかけて盗み去 … 続きを読む

  • 指定侵入工具

    平成15年9月に施行された、「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律施行令」で指定された、侵入に使用する工具。 建物錠を破壊するための工具(バール)や出入り口・窓を破る為の工具(ドライバー・ドリル)を指す。 この指定侵入 … 続きを読む

  • 開錠

    「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」によると、施錠された建物錠を本来の方法によらないで開けること。 つまり、ピッキングや破壊行為によって、不正に錠前をあけてしまうこと。 開錠に使う道具を特殊開錠用具といい、特殊開錠 … 続きを読む

  • 共連れ

    入退室管理をしている入口から、許可された人が入るすぐ後ろについて行き、不許可者が不正入室する事。 マンションのエントランスでも多発する。 現在では共連れ防止のために、セキュリティゲートで1回の認証につき1名しか通過できな … 続きを読む

  • 留守確認

    空き巣が犯行の下見の際に留守宅を確認する事。 昔はインターホンを押して留守かどうか確認する泥棒が多かったが、最近はインターホンを押すと録画をするものが増えてきた為、インターホン以外で留守確認をする泥棒が増えている。 泥棒 … 続きを読む