対象物の強化

たいしょうぶつのきょうか

都市や建物の構造や環境を犯罪が起きにくいするものにする「防犯まちづくり」で利用されている、「防犯環境設計」の考え方のひとつ。

防犯環境設計は「自然監視性の確保」「領域性の強化」「接近の制御」 「対象の強化」の4つの考え方で構成されている。

対象物の強化とは、侵入に対抗するために窓ガラスを防犯ガラスにする、鍵を1ロックから2ロックにする、侵入警報設備を設置するなど、物理的に犯罪への抵抗力を強化する事。

「接近の制御」と「対象物の強化」の違いは「防犯対象物を取り巻く環境を、犯罪者が近づきにくい雰囲気にすること」と「防犯対象物に触れない様に、物理的にガードする事」で、範囲と積極性が異なる。

たとえば、公道でのひったくり対策を例に挙げると、歩道と車道の間に植栽や柵を作ることで、バイクで近寄ろうとするひったくり犯がターゲットに近づきにくくなる。これが「接近の制御」で、自転車のかごにカバーを付けることで、中のカバンをひったくり犯が取り出せないようにガードする。これが「対象物の強化」にあたる。

対象物の強化に関連する言葉

  • 接近の制御

    都市や建物の構造や環境を犯罪が起きにくいするものにする「防犯まちづくり」で利用されている、「防犯環境設計」の考え方のひとつ。 防犯環境設計は「自然監視性の確保」「領域性の強化」「接近の制御」 「対象の強化」で構成されてい … 続きを読む

  • 地域安全活動

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  • 機械警備

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  • いかのおすし(標語)

    子どもが犯罪に遭わないために、警視庁が作った標語。 いか いかない(知らない人についていかない) の のらない(知らない人の車にのらない) お おお声を出す す すぐ逃げる し しらせる(何かあったらすぐ知らせる) この … 続きを読む

  • 面格子

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