防犯用語辞典

Glossary

面格子

めんごうし

面格子(めんごうし)は、窓からの侵入者を防ぐために窓の外側に設置する格子状の部材のこと。

キッチンやトイレ、浴室といった水まわりの窓など、死角になりやすい、北側の窓などに取り付けられることが多い。

素材には、アルミ、ステンレスなどが使われ、デザインは、縦格子や横格子、縦横の井桁タイプ、斜めにバーを渡し交差させたヒシクロスタイプなどがある。

防犯用につけることがほとんどだが、防犯性能は一般的には高くない。

面格子を取り付ける際は、長いネジを用いてしっかりと下地材に固定し、ネジの頭をつぶして接着剤などで固定することで泥棒に外されにくくはなる。

容易に取外すことができないワンウェイねじを使用したり、一般的な工具では外すことができないようにしたもの、壁ではなくアルミの枠に金具で取付けるもの、窓サッシと一体化して防犯性を高めたタイプもある。

防犯性能の高い面格子を選ぶための基準としては、CPマーク(「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」による防犯基準にクリアした製品にはCPマークが付けられる)がついている物の方が防犯性能は高い。

面格子に関連する言葉

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    子どもが犯罪に遭わないために、警視庁が作った標語。 いか いかない(知らない人についていかない) の のらない(知らない人の車にのらない) お おお声を出す す すぐ逃げる し しらせる(何かあったらすぐ知らせる) この … 続きを読む

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  • 地域安全活動

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    都市や建物の構造や環境を犯罪が起きにくいするものにする「防犯まちづくり」で利用されている、「防犯環境設計」の考え方のひとつ。 防犯環境設計は「自然監視性の確保」「領域性の強化」「接近の制御」 「対象の強化」の4つの考え方 … 続きを読む