防犯用語辞典
こじ破り
こじやぶり
泥棒が侵入の際に使う、ガラス破りの方法の一つ。
ドライバーなどを使って窓ガラスに穴を開け、そこから指を入れて解錠する手口。
ガラスを破る時に大きな音が出ないため、多用される。
窓ガラスをこじる(長いものでえぐること)ようにして小さな穴を開けるため、こじ破りと呼ばれ、ガラスの割れ方が三角形になることが多いことから、三角割りとも呼ばれる。
ガラスを防犯ガラスにするなど強化することで、こじ破りを困難にできる。
あくまでも小さな範囲のガラスを割り、クレセント錠を開ける手段の為、補助錠を付けることで一箇所こじ破られても窓が開かないようにできる。
防犯フィルムでの補強をする場合は、部分貼り(クレセント錠の周囲だけ補強する)だと、防犯フィルムを貼ってある範囲丸ごとこじ破られ効果をなさないため、全面貼りで対策する必要がある。
こじ破りに関連する言葉
リレーアタック
「リレーアタック」とはスマートキーが常時出している微弱な電波を電波増幅器で増幅させ、近くにスマートキーがあるものと自動車に誤認させることで、自動的にロックが解除される仕組みを悪用して車のドアを開け、エンジンをかけて盗み去 … 続きを読む
デジタル万引き
書籍、雑誌などの内容を携帯電話のカメラで撮影し、情報だけを入手する行為。 書店やコンビニなどで多く発生するが、物質が持ち去られないため被害金額が計上されず、個人的に利用する限りであれば明確に禁じる法律がないため、問題とな … 続きを読む
割れ窓理論
アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した理論で、「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという雰囲気が現れ、やがて他の窓も全て壊される」という事象から、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪 … 続きを読む
イモビライザー
電子的なキーの照合システムによって、専用のキー以外ではエンジンの始動ができないという自動車盗難防止システムのこと。 専用キーに埋め込まれたトランスポンダと呼ばれる電子チップが持つ固有のIDコードと、車両側のIDコードを電 … 続きを読む
乗り物盗
自動車やオートバイ、自転車を盗むこと。 中でも自動車窃盗はプロの窃盗団による犯行のことが多く、イモビライザーを無効化したり、レッカー車やクレーン車で車両ごと持ち去ることもある。 特定の車種が狙われることが多く、車両本体へ … 続きを読む