防犯用語辞典
こじ破り
こじやぶり
泥棒が侵入の際に使う、ガラス破りの方法の一つ。
ドライバーなどを使って窓ガラスに穴を開け、そこから指を入れて解錠する手口。
ガラスを破る時に大きな音が出ないため、多用される。
窓ガラスをこじる(長いものでえぐること)ようにして小さな穴を開けるため、こじ破りと呼ばれ、ガラスの割れ方が三角形になることが多いことから、三角割りとも呼ばれる。
ガラスを防犯ガラスにするなど強化することで、こじ破りを困難にできる。
あくまでも小さな範囲のガラスを割り、クレセント錠を開ける手段の為、補助錠を付けることで一箇所こじ破られても窓が開かないようにできる。
防犯フィルムでの補強をする場合は、部分貼り(クレセント錠の周囲だけ補強する)だと、防犯フィルムを貼ってある範囲丸ごとこじ破られ効果をなさないため、全面貼りで対策する必要がある。
こじ破りに関連する言葉
特殊開錠用具
施錠された状態にある錠を本来の方法によらないで開けるための道具。 主にピッキング用具や破壊用シリンダー回し、ホールソーのシリンダー用の軸、サムターン回しの4つの道具を指す。 平成15年施行の「特殊開錠用具の所持の禁止等に … 続きを読む
粗暴犯
警察白書では、暴行・傷害・脅迫・恐喝・凶器準備集合の罪を犯した者をさす。 刑事犯における包括罪種の一種で、暴力によって他人に実害を与えた犯罪者。 殺人・強盗・放火・強姦の罪を犯した者は粗暴犯ではなく、凶悪犯に分類される。 … 続きを読む
仮睡盗
スリの手口の一つ。 仮睡者(寝具の中ではなく、外出先で眠り込んでしまった人)から盗みを働くスリの手口。 電車の中で居眠りをしている人や、酔って眠り込んでしまった人、不特定多数の人が出入りする施設で寝ている人(漫画喫茶など … 続きを読む
イモビライザー
電子的なキーの照合システムによって、専用のキー以外ではエンジンの始動ができないという自動車盗難防止システムのこと。 専用キーに埋め込まれたトランスポンダと呼ばれる電子チップが持つ固有のIDコードと、車両側のIDコードを電 … 続きを読む
サムターン回し
ドアの内側にある、施錠するためのつまみ(サムターン)を外から回して解錠する方法。 ドアポストを破壊して手を入れてきたり、ドアスコープを引き抜いて針金を通したり、ドアに手首が入る程度の穴をあけ、手を入れサムターンを回すとい … 続きを読む