【東京都】工事担当した事務所から100万円以上窃盗
- 侵入窃盗の事件簿
- 2022.04.05 火曜日
繰り返し侵入を行っていたことが判明
2022年2月に東京都墨田区にある会社事務所から100万円以上の現金を盗んだとして、建設会社社員の30代の男が逮捕された。
逮捕された容疑者の男は被害に遭った会社の建て替え工事の際に、現場監督として担当をしており、工事立ち合いの隙を見て事務所内のロッカーの合鍵を作っていたという。
事務所の出入口には暗証番号式の鍵が掛けられており、その暗証番号も現場監督としての立場上、知り得ていたとみられている。
警察での取り調べに対し「金が欲しくて過去に2度やった」と供述しており、現場に設置されていた防犯カメラには容疑者の姿が映っていたことも確認されている。
|テレビ朝日系(ANN)より引用|
暗証番号は小まめに変えると効果的
今回の事件のように犯行現場に仕事などで関わりのあった人物が、その過程で知りえた情報を悪用して窃盗などの犯行を行うといった事案が増えています。
被害に遭った会社と工事を請け負った会社の間では、暗証番号を含む機密情報の悪用や流出を行わない取り決めのもとで工事が進められたと思われますが、結果的に悪用されてしまいました。
こうした被害に遭わないためにも、工事が終わったタイミングで出入口の暗証番号を変えるといった対策を行うことが重要になります。
暗証番号を変えるというのは手間も暇もかかり、面倒な事だとは思いますが、コストをかけないで最も簡単にできる防犯対策として効果的です。
ですが、意外とやっていない会社や店舗も多くあるのではないでしょうか。
窃盗の被害に遭い、後日逮捕された容疑者を確認したら元従業員や出入り業者だったという話は本当に多くあります。
まずは身近なところから、被害に遭わないための対策を行い、それでも防ぐのが難しい場合に防犯カメラなどによる対応・対策を行うことがお薦めです。
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