【兵庫】合鍵見つけ売上金盗んだ元従業員逮捕

侵入窃盗の事件簿
2020.11.26 木曜日
【兵庫】合鍵見つけ売上金盗んだ元従業員逮捕

合鍵の存在を把握しての犯行か

珈琲チェーン店に侵入し、現金を盗んだとして元従業員の男(30代)が逮捕された。

警察の調べによると、元従業員の男は侵入の際に合鍵を見つけ、その鍵を使って裏口から侵入したと供述している。

店内の金庫には売上金が保管されており、同容疑者は約21万円を盗んだ疑いが持たれている。

|神戸新聞NEXTより引用|

合鍵を隠し置く事は防犯上高リスク

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合鍵は従業員同士が共有する形で店舗裏口の目立たない場所に隠し置いていたと考えられます。
この場合、従業員が退職をする度に隠し場所を変えたとしても、鍵を隠し置いておくという行動自体が続けられていると、元従業員などが鍵を見つけて侵入するのは容易です。

逮捕された元従業員の容疑者は予め合鍵の存在を知っていた可能性があり、内部事情に詳しいことを利用し、従業員が居なくなる時間帯や金庫の位置などを把握した上で犯行に及んだと見て間違いないと思われます。

元従業員でなくても、常習的な窃盗犯などは鍵が隠されていそうな場所を調べるといった行動も行っています。

つまり、鍵を隠し置くという事自体が防犯上、高リスクになりますので、別の管理方法を取ることをお勧めします。

物理的に鍵を共有するのではなく、ICカードや指紋認証などによる出入り管理などもありますので、鍵を隠し置いている店舗や事務所などがございましたら、すぐに防犯性の高い管理方法へ見直しをしましょう。