防犯用語辞典
開錠
かいじょう
「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」によると、施錠された建物錠を本来の方法によらないで開けること。
つまり、ピッキングや破壊行為によって、不正に錠前をあけてしまうこと。
開錠に使う道具を特殊開錠用具といい、特殊開錠用具を使用して建物に侵入する行為を特定侵入行為という。
業務などの正当な理由なくして特殊解錠用具を所持することは禁止されている。
同じ読みの「解錠」の場合は、建物錠を破壊せずに開けることを指す。
開錠に関連する言葉
割れ窓理論
アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した理論で、「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという雰囲気が現れ、やがて他の窓も全て壊される」という事象から、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪 … 続きを読む
無締り
施錠されていない扉や窓から侵入する空き巣の手口。 空き巣の侵入手口の中で、ガラス破りに次いで多い。 空き巣が施錠されていない窓を探すときは、マンションの上層階、トイレ・お風呂の窓をチェックしたり、ゴミ捨てに行ったすきに玄 … 続きを読む
サムターン回し
ドアの内側にある、施錠するためのつまみ(サムターン)を外から回して解錠する方法。 ドアポストを破壊して手を入れてきたり、ドアスコープを引き抜いて針金を通したり、ドアに手首が入る程度の穴をあけ、手を入れサムターンを回すとい … 続きを読む
焼き破り
窃盗犯がガラスを破壊して侵入する方法の一つ。 ライターやバーナーで窓ガラスの鍵付近を熱した後、水を吹きかけるなどして急激に冷やし小さな穴を開け、そこから錠をあける手口。 音が発生しにくい反面、他の侵入手口に比べて時間がか … 続きを読む
マーキング
空き巣などが犯行の下見の際に、目星をつけた家に目印を付けておくこと。 表札やポスト、ガスや水道のメーターなどに、泥棒しかわからないマークや数字を書き込みます。 そのマークで「女性の一人暮らし」「日中は不在」などがわかるよ … 続きを読む