防犯用語辞典
カゴダッシュ
かごだっしゅ
万引きの手口の一つ。
買い物かごに欲しいものを堂々と詰め込み出入り口付近に行き、店員がレジを打っている隙を見て、買い物かごを持ったまま店外に走って逃走する。
店員に見つかる事前提で、走って逃げることを意図した若年層で多く見られる手口。
「ピンポンダッシュ」といういたずらと名称が似ており、やはりゲーム感覚で行われることが多い。
2007年には「カゴダッシュ殺人事件」という、走って逃げる少年グループを店員が追いかけ、追いついたところで少年グループの一人が誤って店員の左胸をナイフで刺してしまった、という事例が発生している。
少年グループは、ナイフで脅かせば相手は怯んで逃げるだろう、とタカをくくっていたという。
犯行はゲーム感覚で行われるため罪の意識が低いのが特徴だが、やっていることは窃盗であり、ナイフで脅して金品を持ち去ることは強盗と変わらない。
カゴダッシュに関連する言葉
下がり蜘蛛
マンションの屋上などからロープを垂らし、高層階のベランダから侵入する手口の事。 高層階だからベランダから侵入できないはず、という住人の油断や、人の目線が上の方には向きにくいという性質を逆手に取ったもの。 泥棒は人の油断や … 続きを読む
居空き
家に人がいる状況で忍び込み金品を盗む手口。 一戸建て住宅での発生が多い。 家人が台所で料理をしている時や、ダイニングで食事をしている時、誰もいない他の部屋で盗みを働きます。 在宅時は鍵をかけていない家が多いことや、窓が開 … 続きを読む
のび
警察用語で忍び込みのこと。 家人が就寝時に侵入する手口。 防犯意識が薄い所を狙う傾向がある。 例えば無締まり(施錠をしていない出入口)、家人が2階で就寝中の1階、建物の裏手や横手(道路から死角になる)などからの侵入が多い … 続きを読む
指定侵入工具
平成15年9月に施行された、「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律施行令」で指定された、侵入に使用する工具。 建物錠を破壊するための工具(バール)や出入り口・窓を破る為の工具(ドライバー・ドリル)を指す。 この指定侵入 … 続きを読む
置き鍵
ポストの隅や植木鉢の下、メーターボックスの中などに鍵を隠しておくこと。 空き巣狙いの泥棒は、まず真っ先に「置き鍵がないか」をチェックするため、置き鍵は施錠をしていないことと変わらず、非常に危険。 置き鍵をしているところを … 続きを読む