【栃木県】電車内でタバコを注意され高校生を暴行

屋外の事件簿
2022.01.25 火曜日
【栃木県】電車内でタバコを注意され高校生を暴行

身勝手な行動を注意され逆上し暴行

栃木県内を走る電車内で喫煙をしていた20代の男に対し、男子高校生が注意をしたところ逆上し、暴行をするという理不尽極まりない事件が発生した。

事件が起きたのは2022年1月23日の正午ごろで、電車内で加熱式たばこを吸ったり、優先席に寝そべったりしていた容疑者の男に「たばこを吸うのをやめてもらえませんか」と男子高校生が声をかけたという。

注意を受けた容疑者の男は男子高校生を威嚇。男子高校生が男の威嚇を避けようと手で押し返したところ「手を出された」と男が逆上。

殴る蹴るなどの暴行を加えたうえ、男子高校生に対して土下座を強要。その後、男子高校生が降りたホーム上でも暴行を続け、顔の骨を折るなどの怪我を負わせたという。

異常に気付いた駅員が警察に通報するも、男は駅員が目を離した隙に別の電車に乗り込み逃走。深夜になり宇都宮駅で警察官に逮捕された。

警察の取り調べに対して容疑を認めているものの「相手がケンカを売ってきた」と身勝手な供述をしているという。

|FNNプライムオンラインより引用|

変わりゆく思考・行動への対応・対策

【栃木県】電車内でタバコを注意され暴行

事件のニュースを見る限り、暴行を加えた男の身勝手極まりない行為が、善良な高校生に理不尽な傷を与えてしまったという、非常に許しがたい事件となってしまいました。

記憶に新しいのが昨年末にマスクをするようにと注意された20代の男が逆上し、60代の男性を暴行、被害者の男性が下半身不随になってしまったという事件もありました。

昨今の日本では以前では考えられないくらい、簡単に逆ギレする人が増えて来ました。

逆切れしただけでなく、暴行を加えたり刃物を振り回したりと、平気で人を傷付ける人間が増えていることが恐怖であり、悲しくもあります。

明らかな迷惑行為を行っている人に対して注意をするという事が、現代では命の危険が伴う行為となってしまった以上、警察官などの手を借りなければ止めさせることができない環境になりつつあります。

いつ、どこで、トラブルに巻き込まれるか分からない時代になってきていることもあり、慎重な行動・判断を取らざるを得ず、トラブルの現場に居合わせても、見て見ぬふりをしてしまうかもしれません。

トラブルの渦中に飛び込むことは非常に危険ですが、身の安全を確保した上で警察や警備員、駅係員などの助けを呼ぶ、いち早く通報するという行動ができるだけでも違ってきます。

こういったトラブル回避のためにも、公共交通機関や街中での防犯カメラによる監視体制というのは、利用者の安全のためにも求める声は高まってきています。

プライバシーの観点で賛否両論ありますが、昨今の事件の背景を鑑みると利用者が安心できる環境づくりを行う上で、防犯カメラの存在はより重要性が増すことになるでしょう。

防犯カメラの性能は日々進化の一途を刻んでいるため、近い将来に犯罪行為や迷惑行為を検知し、自動で通報・警報を発するものが登場する可能性もあります。

時代とともに変化する人の思考・行動に対して「マンパワーで補えない部分はテクノロジーを活用する」という柔軟な姿勢が求められてきているように思われます。