太陽光発電所の『銅線』盗難、銅価格高騰の背景
- 侵入窃盗の事件簿
- 2024.03.14 木曜日
銅価格4年で倍
各地の太陽光発電所で銅線の窃盗被害が相次いでいる。
千葉県では今年に入り、太陽光発電所での銅線盗難事件が約200件起きている。
太陽光発電所の事業担当者によると、カバーを外して中の銅線を細かく10メートル。20メートルくらいで切られ盗まれたとのこと。
その容疑者は電線約500メートルを盗んだ疑いで今年4月に逮捕された。先週末には京都府木津川市のJR大和路線で、銅線の束が無くなっているのが見つかった。
警察によると、7か所で13本に及び、道具で切断されたような跡が見られることから、何者かが盗んだとして捜査を進めている。
他にも東京都江戸川区では水道の蛇口が48個、茨城県北茨城市では橋に設置されていたブロンズ像4体など、全国の金属盗難事件は2020年に5478件だったが、去年は1万6276件とほぼ3倍に増加している。
発生件数は、茨城県が4年連続でワーストとなっている。茨城県警の調べでは、県内で1月に起きた金属盗難は313件。
そのうち、太陽光発電施設が211件と約7割を占めており、これは去年の同時期と比べ、約4.2倍の増加である。
県では、買い取り業者に注意を呼び掛けている。なぜ太陽光発電所が狙われるのだろうか。
太陽光発電所は主に、山の中や周囲に住宅が少ない場所に設置されている。
また、規模が大きいと死角が出来てしまう為、カメラでの監視も難しい面がある。全国で多発している銅線の窃盗。
理由の一つに‟銅の価格高騰”が挙げられる。
元々銅は安価で幅広く使われているが、コロナ渦でのデジタル関連の需要が増加したことや、資源価格の上昇・円安が影響している。
近年、需要が増加している電気自動車や半導体にとっても、銅は欠かせない存在のため、今後も銅の価格の‟高止まり”が続く可能性はある。もう一つの背景として考えられるのが‟銅の流通”である。
盗まれた銅は転売目的で業者に持ち込まれる。
規制されている地域もあるが、自治体によっては、銅を売る際に身分確認が無くても良い為、出所が分からなくても転売できる市場が存在しているという。|yahoo!ニュースより引用|
被害を減らすために
今までも数多くの事件の記事をまとめて来ましたが、その中で最も多い事件が太陽光発電所の銅線窃盗事件です。
弊社でも数多くの太陽光発電施設に防犯カメラやセキュリティシステムを設置してきました。
記事にあるように、防犯カメラを設置していても死角が出来てしまうことから、より強固な防犯対策が必要となります。
太陽光施設であれば、敷地内やキュービクル付近に赤外線センサーを張り、無断で敷地内に侵入した際にセンサーが検知し、赤色灯やサイレン、強力なパワーライトなどの「音」と「光」で犯人を威嚇・撃退します。
検知した際にはお手元のスマートフォンやパソコンにメールや音声の通知がされ、遠隔で現地の映像を確認できるのは勿論、その場でサイレンやライトを作動させることも可能です。 またネットワーク環境が無い物件でも弊社独自のLTE通信システムを導入する事で遠隔監視を行う事も可能です。
詳しくは弊社の防犯設備士までお気軽にお問い合わせください。
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