【大阪府】元マジシャンが手品を悪用し高級腕時計盗む

その他窃盗の事件簿
2022.04.21 木曜日
【大阪府】元マジシャンが手品を悪用し高級腕時計盗む

入念な下見と特殊スキルによる犯行

2021年10月に大阪市内の高級腕時計買取販売店から約437万円の腕時計1点を盗んだ疑いで、住所不定の20代の男が逮捕された。

逮捕された容疑者はマジックバーで働いていた経験のある自称・元マジシャンで、大阪や東京などの高級腕時計店を狙い「ミスディレクション」と呼ばれる手品のテクニックを悪用し、腕時計をすり替える手口で犯行を繰り返していたという。

犯行にあたり、何度も店を訪問しては店員の接客状況や商品の特徴を入念に下見し、偽の商品や値札も準備していたという。

警察ではこれまでに14件の犯行(総額2,590万円)の裏付けが確認されており、容疑者も犯行を認めている。

|関西テレビなどより引用|

巧妙化する手口にはAI機能で対抗

【大阪府】元マジシャンが手品を悪用し高級腕時計盗む

近年、窃盗犯による犯行の手口は如実に巧妙化して来ています。過去の仕事や趣味などで培った経験やスキルを犯罪に悪用する傾向が増えて来ているようにも感じます。
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また、『入念な下見を行っている』という点については防犯対策を行う上で見過ごせない犯罪行動になります。

犯行の下見という行為には、どんなに取り繕っても犯罪者ならではの特徴が必ず出ています。

  • やたらと店員に話しかける
  • 挙動がおかしい
  • 何時間も店内を行ったり来たりしている

など、様子を伺っていると「怪しいな」と思える動きや言動を行う人物は目につきます。

但し、大勢の来客がある中で、怪しいなと思える人物を終始観察し続けるというのは現実的ではありませんので、AI機能付きの防犯カメラや集音マイクといった機器を活用して、対応・対策を行うことができます。

AI機能付きの防犯カメラでは、録画した映像から人や車両の検出を自動で行うことができるため、録画映像から見たい場面を探す時間が大幅に短縮できます。
また、アラート機能やメール通知機能などもあるため、防犯対策として有効に活用することが可能です。

集音マイクによる音声付き映像が記録できれば、店員とのやりとりや会話から要注意人物を見極めることにも繋がります。

巧妙化する窃盗犯の犯行手口は非常に脅威ですが、防犯機器も負けじと最新の技術を取り入れながら強固な防犯対策を実現できるよう進化を続けています。