【静岡県】被災地の防犯対策に防犯カメラ設置
- 侵入窃盗の事件簿
- 2021.08.25 水曜日
窃盗事件や住居侵入の被害が発生
2021年7月に発生した土石流の災害により、被災地となった静岡県熱海市が防犯対策のため、防犯カメラの設置・運用を開始した。
被災地の熱海市では、これまでに窃盗事件が2件、住居侵入の被害が1件発生しており、治安低下の懸念が生じていた。
そこで、地域住民と地元警察が犯行の抑止と住民の不安解消のため、市内に防犯カメラの設置を行うことを検討。
今月24日には各地区の町内会長と警察署長との間で協議書にサインを行い、導入がされることが決まった。防犯カメラは被災地域に向かう道路などを中心に、10台程度設置が行われ、不審人物や車両の特定などに役立てていく見通しだ。
|静岡朝日テレビより引用|
防犯対策だけでなく幅広い活用が可能
自然災害により被災地化した地域では、行政の指示に従って自宅を離れ、施設などに避難を行う人たちがいます。
こうした非常事態により、住人不在となった住宅などを狙った卑劣な窃盗犯が、いつの時代にも表れます。
静岡県熱海市でも既に3件の事件が発生している事から、今回防犯カメラ設置による対策がされる事となりましたが、避難先から自宅に戻って様子を見ることのできない地域住民にとっても、心強い防犯対策になると思われます。
復興が進み、元の生活に戻ることができた先も、防犯カメラの存在は地域の安全・安心確保のため継続して活用することができます。
また、防犯カメラは移設して使用することもできますので、今回の災害により地盤沈下や土砂崩れが起きる可能性のある場所に移し、常時監視体制を取ることも可能になります。
インターネット回線に接続できれば、危険な地域に足を運ばず、安全な場所から設置場所の状況確認をいつでもどこからでも見ることができますので、安全性を確保しながら快適な運用で防犯対策や監視・管理対応を行うことに繋がります。