【佐賀県】学校の部室から運動用具を盗んで転売

侵入窃盗の事件簿
2021.02.18 木曜日
【佐賀県】学校の部室から運動用具を盗んで転売

盗んだ物はネット転売が常套手段

学校の部室に侵入し、運動用具の窃盗を繰り返していた20代の男が逮捕された。

容疑者の男は4年ほど前から佐賀県、大分県、福岡県の13の高校や大学の部室に忍び込み、グローブやユニフォームなどを盗んではインターネットを使い転売を行っていた模様。

被害の概要は38件、盗品数193点、約124万円相当になるという。

|FBS福岡放送より引用|

全国の学校でも同様の被害は起きている

【佐賀県】学校の部室から運動用具を盗んで転売

学校に忍び込み、部活動で使用する道具を盗み出し、インターネットを使用して転売を行っている事件は全国各地で発生しています。

学校の校舎には警備会社による防犯対策がされていても、校舎から離れて建てられている部室などでは、十分な防犯対策が成されていないことが多々あります。

施錠が簡単な錠前ひとつだけで、バールなどで簡単にこじ開けられて侵入されてしまうような脆弱な状態では、窃盗犯の侵入を防ぐことはできません。

部活動で使用されている道具は、使い古しの物であってもネットのフリーマーケットなどで買い手がいるため、頻繁に狙われてしまうという背景があります。

中には窃盗犯が逮捕されたと思ったら、犯人は卒業生だったということもあります。卒業生であれば、学校敷地内部を把握していることは十分考えられるため、ある意味非常に窃盗のリスクの高い環境と言えます。

このような観点からも、校舎だけではなく部室に対する厳重な防犯対策というのも重要です。
防犯カメラや侵入時に威嚇・撃退をするセキュリティシステムといった防犯対策を取り入れることで、転売目的の窃盗犯を追い払うことができます。