【練馬区】遊園地入浴施設で放火未遂

その他窃盗の事件簿
2019.11.13 水曜日
【練馬区】遊園地入浴施設で放火未遂

建物の構造や隙を熟知した内部犯行

2019年10月27日午前10時20分ごろ東京都練馬区の遊園地の入浴施設で60代従業員の男性が現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕された。

施設2階倉庫内で、ライターでタオルに火を付け、建物を燃やそうとした疑いが持たれている。

倉庫内で火が出ているのを他の従業員らが気付き消火を行ったため、被害は内壁の焼損にとどまった。

犯行当時は営業中で従業員や利用客など100人余りが施設内にいた模様、気付くのが遅ければ大惨事につながる危険性があった。

警視庁捜査一課が防犯カメラ画像を確認したところ、倉庫に出入りしていたのがこの60代従業員の男性しかいなかったことがわかり、容疑者として浮上した。

容疑者の男性は定年退職後も含め、同施設に約40年間勤務していたため、建物の構造や隙を熟知していたと思われる。

|共同通信より引用|

防ぐことが難しい内部犯行

【練馬区】遊園地入浴施設で放火未遂

内部犯行の場合、建物の構造や隙を熟知している事が多く、放火に限らず犯行を防ぐことが困難な場合があります。

今回の事件でも、容疑者が長年同施設で勤務していたことから、倉庫内に防犯カメラが設置されていない事を知っていた可能性があります。

ですが、今回のように犯行現場でその一部始終を防犯カメラで撮影していなくても、出入口を監視する防犯カメラを設置していた事で、出入りした人物から容疑者が絞られ、逮捕に繋がることが多くあります。

防犯カメラの画像から容疑者を割り出し逮捕・解決ができたことで、事件の再発防止にも繋げることができました。

このような事態に対し、防犯カメラを出入口など犯人が必ず通るであろう場所に設置する事で、少ない台数で有効性の高い証拠映像を確保することができるうえ、犯行の抑止にも効果があります。