【栃木県】いちご農園で高級品種「スカイベリー」盗難

農業の盗難事件簿
2020.12.28 月曜日
【栃木県】いちご農園で高級品種「スカイベリー」盗難

需要高まる時期を狙った犯行

今月22日夕方から23日朝までの間に栃木県益子町のいちご農園から高級ブランド品種の「スカイベリー」135kg、約54万円相当が盗まれる被害が発生した。

被害に遭った栽培ハウスでは、事件の起きた23日の夜にも何者かが侵入しようとした形跡が残されており、栃木県真岡署に被害届を提出した。

益子町は全国で1位のいちご生産量を誇っており、クリスマスシーズンを迎え、収穫が間近となった最も需要の高まるこの時期を狙い、犯行が行われたと見られている。

真岡署では収穫期に備えた防犯対策として、見回りを行うべく「警備隊」を発足していたが、警備の隙を突かれる形で被害に見舞われてしまった。

|読売新聞オンラインより引用|

農業を狙った窃盗事件続く

【栃木県】いちご農園で高級品種「スカイベリー」盗難

今年5月から10月ごろにかけて、関東北部を中心に連続して発生した農業を狙った窃盗事件が記憶に新しいですが、未だに農業を狙った窃盗事件が後を絶ちません。

今回、被害に遭ったいちご農園でも連続窃盗事件を踏まえて防犯対策や警戒を行っていたと思われますが、それでも犯行に及び、同じ日に再度侵入を試みていることから、かなり執念深く強引な窃盗犯のように感じます。

農園は敷地面積が広く、夜間は人気が少なくなる場所が多いため、見回りや防犯カメラだけでは窃盗犯の侵入を防ぐことが難しくなります。

このような窃盗犯に対しては防犯カメラでの防犯対策だけではなく、敷地に侵入した際に大きな音や眩しい光で威嚇・撃退を行うタイプの防犯対策をお薦めします。

窃盗犯は武器を持っていたり、気が立って興奮していることがありますので、対峙したり捕まえたりすることは非常に危険です。犯行時間も短時間で行い逃走を図るので、被害に遭う前に威嚇し撃退することが最も有効な対処法になります。

また威嚇・撃退と同時に、スマホや携帯電話に異常を知らせる通知が届くものもありますので、警察への通報もすぐに行うことができます。

防犯対策を行う上で、何よりも生命の安全を第一に、次に被害によって損失を被らない対策を行っていただき、年末年始を安心して過ごせるようにてください。