防犯用語辞典
こじ破り
こじやぶり
泥棒が侵入の際に使う、ガラス破りの方法の一つ。
ドライバーなどを使って窓ガラスに穴を開け、そこから指を入れて解錠する手口。
ガラスを破る時に大きな音が出ないため、多用される。
窓ガラスをこじる(長いものでえぐること)ようにして小さな穴を開けるため、こじ破りと呼ばれ、ガラスの割れ方が三角形になることが多いことから、三角割りとも呼ばれる。
ガラスを防犯ガラスにするなど強化することで、こじ破りを困難にできる。
あくまでも小さな範囲のガラスを割り、クレセント錠を開ける手段の為、補助錠を付けることで一箇所こじ破られても窓が開かないようにできる。
防犯フィルムでの補強をする場合は、部分貼り(クレセント錠の周囲だけ補強する)だと、防犯フィルムを貼ってある範囲丸ごとこじ破られ効果をなさないため、全面貼りで対策する必要がある。
こじ破りに関連する言葉
置き鍵
ポストの隅や植木鉢の下、メーターボックスの中などに鍵を隠しておくこと。 空き巣狙いの泥棒は、まず真っ先に「置き鍵がないか」をチェックするため、置き鍵は施錠をしていないことと変わらず、非常に危険。 置き鍵をしているところを … 続きを読む
マーキング
空き巣などが犯行の下見の際に、目星をつけた家に目印を付けておくこと。 表札やポスト、ガスや水道のメーターなどに、泥棒しかわからないマークや数字を書き込みます。 そのマークで「女性の一人暮らし」「日中は不在」などがわかるよ … 続きを読む
デジタル万引き
書籍、雑誌などの内容を携帯電話のカメラで撮影し、情報だけを入手する行為。 書店やコンビニなどで多く発生するが、物質が持ち去られないため被害金額が計上されず、個人的に利用する限りであれば明確に禁じる法律がないため、問題とな … 続きを読む
下がり蜘蛛
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ピッキング
鍵穴にピックという耳かき状の特殊工具を差し込み、鍵穴内部のシリンダーを巧みに操作し、不正解錠する手口。 空き巣や車上荒らしが使う犯罪手口の一つ。 1990年代に大幅な増加傾向を見せたが、構造の複雑な錠前の普及などにより、 … 続きを読む