光学ズーム

こうがくずーむ

レンズの焦点距離を変えることによって、撮影対象を拡大縮小する機能。

虫眼鏡を目に近づけたり遠ざけたりすることで、物の見え方が大きくなったり小さくなったりすることと同じ原理。

虫眼鏡で物を拡大しても、映像が荒れないように、光学ズームは拡大縮小による映像の荒れがない。

これに対して、デジタルズームは拡大すればするほど映像が荒れていく。

防犯カメラの場合、PTZカメラ(上下左右稼働、ズーム機能付きのカメラ)のズーム性能の表記に、光学ズーム~倍、デジタルズーム~倍といった表記がされる。

例えば、光学12倍、デジタル10倍の場合は、最大120倍のズーム倍率になる。(光学倍率とデジタル倍率の積で求めることができる)

ただし、ズームの順番は光学→デジタルの順なので、1倍~12倍までのズームアップは光学ズームが使われ、映像の劣化なしに鮮明な拡大ができるが、それ以降はデジタルズームになっていくため、拡大しても見やすさはあまりよくならないので注意が必要。

光学ズームに関連する言葉

  • 赤外線

    可視光線の赤色よりも波長が長い光線。人間の目には見えない。 赤外線照射型防犯カメラや赤外線ビーム検知器は近赤外線を利用している。 赤外線照射式カメラは、カメラ自体から近赤外線の光線を照射し、真っ暗の環境でも白黒撮影できる … 続きを読む

  • タンパー機能

    セキュリティ機器についているイタズラ防止機能のこと。 センサーや威嚇機器などを破壊したり取り外そうとする泥棒がいるためついている機能。 泥棒が機器に危害を加えた瞬間に、タンパー信号が機器から主装置に発信され、音や光による … 続きを読む

  • ハードディスク

    高速回転する磁気ディスクに磁気ヘッドで情報を書き込んだり読み込んだりする大容量記録媒体のこと。 現在の防犯カメラの録画装置の主流である、デジタルビデオレコーダーは、ハードディスクを内蔵し、防犯カメラの映像をハードディスク … 続きを読む

  • 誤報

    センサーなどの検知機器が、本来の検知対象である侵入者ではなく、本来検知すべきではない犬猫や植物に反応して検知信号を出してしまう事。 これに対し、検知すべきものを検知した時の信号を真報といい、検知すべきものを検知できなかっ … 続きを読む

  • 画面分割機能

    複数の防犯カメラの映像をモニターに一括表示する機能。 モニターの画面が4分割や16分割などに等分にされてカメラ映像を表示することからこう呼ばれる。 防犯カメラの映像監視で非常に重要度・必要度が高い機能で、10年ほど前まで … 続きを読む