入退室遅延機能

にゅうたいしつちえんきのう

入退室の際に、警備システムの警報発動を一定時間遅らせる機能。(その隙に入退館する)

例えば退勤時、最終退勤者が警備システムをセットしてセンサーが働き始めても、退館に必要な一定時間は警報が鳴らない(遅延)。その間に最終退勤者は建物から出ることができる。

逆に出勤時、最初の出勤者が建物の中に入っていっても、一定時間はセンサーでの検知を無効にし、その間に最初の出勤者は警備システムを解除することで、警報が発動しないで済む。

泥棒が侵入したときには、センサーで検知しても一定時間は警報が鳴らないことにはなるが、警戒解除動作がなければ警報が発動するため、通常通り、侵入検知・威嚇撃退ができる。

一般的には出入口付近に主装置を設置し、退館直前に主装置を操作することで、遅延時間が極力少なくなるような使い方をする。

遅延時間が短ければ短い程、泥棒が侵入した時に検知・警報発動が速やかに行われるため、防犯効果が高い。

入退室遅延機能に関連する言葉

  • 線警戒

    線状に警戒線を張る方式。 赤外線ビームセンサーの様に、一直線にビームを飛ばし、そのビームを遮断されると検知する物を指す。 線の一部もしくは全部を遮断しない限り検知しないため、センサーの中では精度が高い。 半面、その線を何 … 続きを読む

  • デジタルビデオレコーダー

    防犯カメラの映像を、内蔵の大容量ハードディスクに記録する録画装置のこと。 DVRともいう。 タイムラプスビデオと違い、ビデオテープの交換などの手間も必要なく、長時間高画質録画が可能。 また、自動上書き機能を標準搭載してい … 続きを読む

  • 集中管理システム

    防犯カメラの遠隔監視の際に、複数拠点のカメラをPC1台の画面に一括で映し出すシステム。 例えば拠点Aにカメラ2台、拠点Bにカメラ3台、といった場合、従来は拠点Aの2台が一画面表示、拠点Bの3台は画面を切り替えて見る、とい … 続きを読む

  • CCTV

    closed-circuit television(閉回路テレビ)つまり防犯カメラシステムの事。 通常のテレビが広範囲に映像を供給するのに対し、ある建物内や施設内で映像入力装置(防犯カメラ)と映像出力装置(モニター)が有 … 続きを読む

  • 煙探知機

    火災などによって発生した煙を検知する機器。 煙は火災の初期段階で発生するため、煙での火災検知は初期消火に役立つ。 感知器の内部に煙が入ると、煙探知機が出力している微弱な光が、煙の粒子にあたって機器内で乱反射するので、それ … 続きを読む