防犯用語辞典
入退室遅延機能
にゅうたいしつちえんきのう
入退室の際に、警備システムの警報発動を一定時間遅らせる機能。(その隙に入退館する)
例えば退勤時、最終退勤者が警備システムをセットしてセンサーが働き始めても、退館に必要な一定時間は警報が鳴らない(遅延)。その間に最終退勤者は建物から出ることができる。
逆に出勤時、最初の出勤者が建物の中に入っていっても、一定時間はセンサーでの検知を無効にし、その間に最初の出勤者は警備システムを解除することで、警報が発動しないで済む。
泥棒が侵入したときには、センサーで検知しても一定時間は警報が鳴らないことにはなるが、警戒解除動作がなければ警報が発動するため、通常通り、侵入検知・威嚇撃退ができる。
一般的には出入口付近に主装置を設置し、退館直前に主装置を操作することで、遅延時間が極力少なくなるような使い方をする。
遅延時間が短ければ短い程、泥棒が侵入した時に検知・警報発動が速やかに行われるため、防犯効果が高い。
入退室遅延機能に関連する言葉
煙探知機
火災などによって発生した煙を検知する機器。 煙は火災の初期段階で発生するため、煙での火災検知は初期消火に役立つ。 感知器の内部に煙が入ると、煙探知機が出力している微弱な光が、煙の粒子にあたって機器内で乱反射するので、それ … 続きを読む
キースイッチ
セキュリティシステムの入り切りを操作するスイッチ。 鍵で入り切りするタイプとカードで入り切りするタイプがある。 通常は警戒線の外側に設置し、最終退出者が鍵やカードでセキュリティをセットする。翌日の最初の出勤者が警戒線の外 … 続きを読む
パッシブセンサー
パッシブセンサーとは、人体などから放出される遠赤外線を感知するセンサー。 熱線センサーとも呼ばれるが、センサー自体が熱線を出すのではなく、対象物から放出される遠赤外線を受動的(=パッシブ)に検知するため、こう呼ばれる。 … 続きを読む
CCTV
closed-circuit television(閉回路テレビ)つまり防犯カメラシステムの事。 通常のテレビが広範囲に映像を供給するのに対し、ある建物内や施設内で映像入力装置(防犯カメラ)と映像出力装置(モニター)が有 … 続きを読む
ガラス破壊センサ
ガラスが破壊されたことを検知するセンサ。 ガラス面に設置し、破壊を振動で検知する。 通常ガラスは、風による振動や悪意のない物の衝突などによる振動が起こり得るが、ガラス破壊センサーはガラスが割れた際に発生する特有の超音波を … 続きを読む