【神奈川県】中古車販売店から高級車など7台盗難

車両・重機の盗難事件簿
2021.02.17 水曜日
【神奈川県】中古車販売店から高級車など7台盗難

警報装置を解除され侵入

横浜市内の中古車販売店から高級車など7台が盗難に遭う事件が発生した。

2021年2月12日の朝、事務所の窓が割られ、車が盗まれていることに気付いた従業員が警察に通報。被害に遭ったのは敷地内に展示していたレクサスやアウディなど7台で、被害額は総額880万円になるとのこと。

警察の捜査によると、午前1時ごろに何者かが店の警報装置を解除して事務所内に忍び込み、管理していた車の鍵を持ち出し、車両ごと盗み出して行ったと見られており、複数人による窃盗事件として捜査を行っている。

|tvkニュース(テレビ神奈川)より引用|

簡単に解除できない警報装置で防犯対策

【神奈川県】中古車販売店から高級車など7台盗難

この事件の犯行グループは、かなり用意周到に計画を立てた上で犯行に及んでいることが分かります。
特に気になるのが「店の警報装置を解除」できる防犯設備に詳しい人物と「7台の車」を運び出す手だてを用意している点です。

今回のような窃盗犯に対しては、侵入を諦めるレベルの防犯対策が必要だったと言えます。

恐らく今回の犯人グループは犯行を行う前に事前に下見を行っているはずです。客を装って店内に入り警報装置がどのようなタイプで、どこに設置されているのか、入念に下調べをしていたと思われます。

被害に遭った店舗の警報装置の仕様がどのようなものなのかは分かりませんが、防犯設備の中には所有者以外が警報装置の解除を行うと、エラーを判定して通報が送られるシステムもあります。

それ以前に侵入をされないように、店舗敷地の外周に赤外線センサーやライト、サイレン、警報装置、防犯カメラを組み合わせた厳重なセキュリティが備わっていることを見せることで、下見の段階でターゲットから外される環境づくりも重要です。

取り扱う商品が高額なほど、窃盗のリスクも高まりますので、相応の設備投資を行うことでリスクを低減することと、防犯機器に関しての見直しを行うことも求められます。