【栃木県】2,550万円相当の高級腕時計を強盗
- 強盗事件の事件簿
- 2021.12.23 木曜日
白昼堂々と起きた強盗事件
2021年12月22日、栃木県内にある貴金属店に目出し帽を被った4人の男が店内に押し入り、ショーケース内からロレックス製の高級腕時計を奪って逃走するという強盗事件が発生した。
事件が起きたのは午後2時ごろで、強盗犯らは棒のようなものでショーケースを叩き割り、およそ2,550万円相当の腕時計を無言でバッグに詰め込み、1分ほどで逃走をしていったという。
事件当時、店内には従業員のほか複数の来客者がいたものの、店の奥に避難していたため怪我人は無かったとの事で、犯人が逃走した直後に従業員が警察に通報を行った。
白昼堂々と起きた強盗事件ということで、現場の周辺に住む人たちからは不安を感じる声があがっているという。
警察の鑑識活動が行われ、警察犬による周辺の捜索や店内に設置されていた防犯カメラ映像の解析などが進められている。
|日本テレビ系(NNN)などより引用|
まずは身の安全確保が最優先
平日の昼間の時間帯に発生した今回の強盗事件ですが、僅か1分での犯行時間と高級腕時計だけを狙った動きから、入念な下見や準備を重ねた計画的な犯行だったと考えられます。
犯行の様子が残された防犯カメラ映像にはわき目も触れずに高級腕時計へ一直線に向かう強盗犯の姿が映し出されていることから、店内のどこに何が並べられているかを理解していたと推察できます。
つまり、犯行に及ぶ以前に客を装って何度か店舗に足を運び、店内のレイアウトや商品の陳列状態、防犯対策の具合なども見られていた可能性があります。
夜間に忍び込まずに白昼堂々と犯行を行った点も、夜間は侵入が困難だと判断し、来客数が多くない昼間の時間帯を狙ったものと思われます。
では、白昼堂々と押し入ってくる強盗に対してはどのような防犯対策が効果的なのでしょうか。
防犯カメラの設置は欠かせませんが、重要となるのは防犯カメラの存在をアピールできているかどうかです。
防犯カメラが設置されていても、強盗犯や窃盗犯がその存在に気付けないような位置や形のものを付けていても効果はありません。
防犯カメラによる24時間監視中という看板やステッカーなどで注意喚起を行うことも犯行抑止力を与えるという点で大切になります。
そして営業時間中となると、店内には従業員のほかにお客様もいる状態ですので、まずは身の危険を回避することが最優先になります。
できるだけ素早くその場から離れ、身の安全を確保できる環境に逃げる・隠れるといった行動をとってください。
そのうえで、警察や会社の本部などへできる限り早く通報を行うようにしてください。
強盗犯の逮捕、事件の解決はスピード勝負なところがありますので、従業員が常備するようなワイヤレス式の通報装置などを用意しておくと良いでしょう。
また、海外などではいくら叩いても割れないショーケースなどがあり、取り扱う商品によっては多少コストがかかっても、このようが特注ショーケースなどを用意するのも効果的です。
一方、今後の警察の捜査では強盗犯の追跡や、過去の来店者の確認など、防犯カメラ映像を活用した捜査が進められることでしょう。
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