マッチングアプリを悪用した窃盗事件が複数発生

その他窃盗の事件簿
2021.05.21 金曜日
マッチングアプリを悪用した窃盗事件が複数発生

常習的な悪用で数十件もの犯行容疑も

マッチングアプリを悪用した窃盗事件が複数発生している。

2021年1月30日、千葉県内に住む女性がマッチングアプリで知り合った男(30代)を自宅に招いたところ、現金5万円とハンディタイプの掃除機を盗まれる被害に遭っている。

また、3月には東京・池袋でマッチングアプリを通じて2人組の女(30代)に呼び出された20代の男性が、現金4万円などを盗まれる被害に遭っている。

いずれの事件も容疑者は逮捕されているものの、マッチングアプリを悪用した窃盗事件が頻発するようになって来ている。

池袋の事件の容疑者には他にも20件近く、同様の犯行を行った容疑が持たれており、被害総額は現金だけでも100万円近くにのぼるという。

かつての出会い系サイトとは異なり、安全・安心を掲げて数多くの利用者数がいるマッチングアプリだが、少なくとも悪用者がいることからも、利用上の注意と安全の向上が求められている。

|TBS系(JNN)などより引用|

初対面の人と会う際は第三者の目がある場所で

マッチングアプリを悪用した窃盗事件が複数発生

マッチングアプリを利用している人は数多くいらっしゃると思います。

20年ほど前は、いわゆる出会い系サイトなどが乱立し、見るからに怪しさ満点のホームページや雑誌の広告などを目にすることが多くありました。

時代も変わり、昨今では利用者の安全性が考慮された様々なマッチングアプリが誕生、登録者数は1,000万人を超えるものまでが展開されています。

しかし、人が集まる場所には必ずと言っていいほど、トラブルの種や犯罪の元が発生します。

今回の事件でも、人の弱い部分につけ込んで、金品を盗み出すという卑劣な行為を行うなう者がマッチングアプリ上に存在していることが改めて認識されました。

マッチングアプリを使う上では、利用者ひとりひとりの意識の持ち方が身を守るための重要な要素になって来ます。

直接会った事が無い相手でも、アプリを通じてコミュニケーションを取ることで、誰しもが少しずつ心を許し始めていくことと思われますが、心のどこかに防御線は保つようにしていただきたいと思います。

窃盗目的で近づいて来る者は、相手が油断をする隙を見計らっていますので、貴重品や自宅の鍵、個人情報を示す物などは極力肌身離さず、相手が自由に触れる機会を与えないようにしてください。

特に初対面で会う際などは、万が一の事も頭の片隅に置くようにし、極力人目に付く場所で時間を過ごしていただければと思います。

第三者の目があることは、あらゆる場面で防犯上重要な事になります。身の安全を確保するためにも、注意力を持って安心して利用していただきたいと思います。