【福岡県】プロ野球選手のグラブ窃盗で清掃員逮捕

万引・内部不正の事件簿
2021.08.23 月曜日
【福岡県】プロ野球選手のグラブ窃盗で清掃員逮捕

選手ロッカールームへ清掃員として出入り

福岡県内にあるプロ野球の球場内ロッカールームから、選手が使用しているグラブを盗んだとして、清掃員の男(20代)が逮捕された。

容疑者の男は2021年8月19日の夜7時半ごろ、球場内の選手用ロッカールームに侵入して時価およそ10万円相当のグラブ1個を盗み出した疑いが持たれている。

事件当日は試合が行われておらず、ロッカールームも無人だったという。

同球場では今年の7月以降、複数の選手の道具が盗まれるという事件が起きており、球団が警察に相談。
防犯カメラの映像を確認したところ、ロッカールーム付近を行き来する容疑者の姿が映されており、事情を確認したところ窃盗を認めたという。

その後の調べによると「売ってお金に代えるため盗んだ」と供述、盗まれたグラブは既に市内の買取業者に持ち込まれ換金されていることもわかった。

警察では他の窃盗事件に関しても容疑者が関与した疑いがあるとみて、引き続き捜査を続けている。

|読売新聞オンラインなどより引用|

外部の人間が立ち入る場所には十分な防犯対策が必要

【福岡県】プロ野球選手のグラブ窃盗で清掃員逮捕

プロ野球の球場に限らず、会社や店舗、病院や学校など、仕事や納品などの関係で外部の人が出入りすることは多くあるかと思われます。

当たり前ですが契約事項の中に、出入り業者側は問題を起こさないよう、事前の取り交わしが成されているはずですが、中には今回のような事件を起こしてしまう人が居るのも事実です。

以前とは違い、残念ながら現代では書面上で交わした契約や誓約だけでは内部犯行を防ぐことは難しくなってきており、貴重品などを保管している場所への外部の人間の出入りに対しては、盗難被害が起きないような対策を行う必要性が強くなってきています。

人の出入りが頻繁にある日中の時間帯は防犯カメラによる犯行抑止効果で防犯対策を行い、人が居なくなる夜間や深夜帯などでは赤外線センサーや熱線センサーといった機器を活用して防犯対策を行うことが基本になります。

防犯カメラによる「犯行抑止効果」というのは、設置を行う空間に対して「どこ」に向けて「何台」「どのようなタイプ」の防犯カメラを設置するかという事により、効力や違いが出てきます。

設置環境は屋内・屋外に限らず24時間365日全く同じ環境という事はありません。
時間帯や天候・気候、季節などによって防犯カメラの設置・設定には少なからず影響があります。
そういった環境の変化による影響を予め考慮し、最適な機器を適切な位置に取り付けた上で設定を行うことで安定した映像の記録や犯行抑止効果を高めることができます。

内部の人間による窃盗犯罪に対しては、依頼主側と業者側の擦り合わせにより、運用方法の見直しや改善で防犯対策を強化することはもちろん可能です。
その中でカバーできない部分、人の目の行き届かない場所に防犯カメラを始めとした防犯機器を活用していただければと思います。