【千葉県】自然災害時の空巣を狙った卑劣な犯行

侵入窃盗の事件簿
2019.12.27 金曜日
【千葉県】自然災害時の空巣を狙った卑劣な犯行

停電中のコンビニから窃盗

2019年9月11日の午後11時~翌午前3時ごろ、千葉県木更津市内のコンビニエンスストアに侵入し、ATMモニターを盗んだ疑いで40代の男2人組を逮捕した。

千葉県警によると、事件が起きた当時は台風の影響でコンビニは停電していて営業が行われておらず、店内は無人の状態だったとのこと。

容疑者の2人組は店が営業を行えない隙を見計らって出入口をこじ開けて侵入したと見られる。

事件発覚後、防犯カメラ映像の解析などから両容疑者が浮上し逮捕に至った。同県警では余罪があるとみて追及を行っている。

|産経新聞より引用|

求められる自然災害時の空巣被害を防ぐ対策

【千葉県】自然災害時の空巣を狙った卑劣な犯行

自然災害が発生した際は避難を行うため店舗や事務所を空けざるを得ない状況が発生します。

近年では被災地の空巣を狙った卑劣な窃盗を行う犯行が増えており、今回も台風の影響で停電してしまい、営業ができずにいた隙を狙われたというケースです。

自然災害による被害が発生した場合、店舗の売り上げやATMの現金回収など対応が難しい場合があります。多額の金銭が残っている可能性と従業員が不在になるタイミングを見計らって犯行を計画したと考えられます。

防犯カメラは自然災害によるトラブルに対しても、事前に対策を行うことで機器が止まらずに犯行の証拠映像を記録し続けることができます。

例えば「無停電電源装置」というものを付けておくことで、停電時に防犯カメラが止まらないように対策を行うことができますし、カミナリが発生した際に過電流によって機器が壊れてしまうというリスクを防ぐこともできます。

今後、自然災害に乗じて行われる卑劣な犯行を防ぐためにも、無停電電源装置と合わせて防犯カメラの設置やセキュリティシステムの導入が求められてくるでしょう。