【埼玉県】コロナ影響・失業でキャッシュカード詐取
- 特殊詐欺の事件簿
- 2020.06.30 火曜日
コロナウイルス影響の詐欺事件続く
2020年4月、東京都調布市に住む80代の高齢女性からキャッシュカードを騙し取った疑いで20代の女が逮捕された。
窃盗の疑いで逮捕されたのは埼玉県在住、無職の女で「コロナウイルスの影響で仕事が無くなり詐欺を働いた」と供述しているという。
容疑者の女は他の詐欺グループのメンバーと共謀し、被害者に対し「あなたのキャッシュカードは偽造されている。」などと嘘の電話をかけ、キャッシュカードを騙し取った疑いが持たれている。
警視庁の調べによるとカードを騙し取った直後に現金45万円を引き出しており、ATMに設置された防犯カメラなどの映像をもとに捜査を進めたところ容疑者の関与が浮上した。
容疑者の女は2020年4月まで埼玉県内の会社に派遣社員として働いており、コロナウイルスの影響で派遣の仕事が無くなり、生活に困り犯行を行ったとのこと。
コロナウイルスにより仕事が無くなってしまい、犯罪に手を染めてしまう人が後を絶たない状況が続いている。|TBS NEWSより引用|
詐欺には継続して警戒を
コロナウイルスの影響により、さまざまな詐欺が横行し、緊急事態宣言が解除された現在も失業者が詐欺を働いてしまうという状況が起きています。
高齢者の方や高齢者が居るご家族の方々には、引き続き詐欺などによる被害を受けないように、厳重な警戒を行っていただきたと思います。
詐欺などによる被害を受けないためにも日ごろから家族間で小まめに連絡を取ったり、ご近所で信頼できる方や地域を回っている警察官、市民パトロールを行っている行政機関の関係者などと情報交換を行うなど、高齢者の方が一人で判断をしない、させない環境を作ってください。
また、コロナウイルスによって仕事が無くなってしまった方に対して、国や自治体によるより手厚いサポートを期待したいと思います。
名だたる大企業や大手商業施設でさえも廃業に追い込まれてしまう厳しい現実を目の当たりにすると、解決への道は決して簡単な事ではないことは分かりますが、失業者が犯罪に手を染めてしまう現実も防がなければならない社会問題です。
一人でも多くの方が犯罪に手を染めることなく、元の生活に戻れることを心から願うばかりです。
私たち防犯設備会社では街の安全や人々の財産を守るため、防犯機器の普及を行うべく、防犯連絡や防犯相談、防犯診断といった取り組みを行っております。
防犯設備の存在は犯罪発生の機会を防ぐ効果があり、防犯機器の普及の重要性を強く感じています。
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