【広島県】6施設32台のエアコン室外機が盗まれる

屋外の事件簿
2021.05.26 水曜日
【広島県】6施設32台のエアコン室外機が盗まれる

廃棄予定の室外機狙った犯行

広島県三原市内の閉鎖された小学校や、現在使われていない公民館に取り付けられたままだったエアコンの室外機が、相次いで盗まれるという事件が発生している。

被害が起きたのは今年5月に入ってからで、市が管理している6つの施設で廃棄予定だった合計32台の盗難被害が確認されている。

被害を受けた三原市では警察に被害届を出したほか、市民へ盗難の注意喚起を行っているとのこと。

現在のところ一般市民への被害は確認されておらず、警察は窃盗犯の行方を追っている。

|テレビ新広島より引用|

盗難の目的は使用されている銅やアルミ

【広島県】6施設32台のエアコン室外機が盗まれる

エアコンの室外機は屋外にボルトなどで固定してあるだけで、室内機と繋がっている銅管と線はケーブルカッターなどで容易に切断できてしまいます。

廃校や使用されていない公共施設には夜間の人の出入りも無く、ほぼ無人化してしまっているため、犯行を防ぐ手立てがありません。
そのため犯行を行う時間も十分にあったと思われます。

盗み出した室外機には銅やアルミなどが使用されているため、金属の廃材を買い取る業者などに持ち込み、お金に替える目的で犯行に及んでいると考えられます。

銅の買い取り価格も高騰していることもあり、今回の事件を含め、神奈川県や新潟県で起きた蛇口の盗難事件など、各地で銅やアルミといった金属の盗難事件が多発しています。

犯行は業者に見せかけるなどして、昼夜を問わず行われるため、防犯対策としては24時間体制での監視が必要になるため、防犯カメラや監視カメラの設置・導入が求められています。