電動自転車バッテリーの盗難が全国で相次ぐ
- その他窃盗の事件簿
- 2021.09.24 金曜日
被害増加の背景に移動手段の変化
電動アシスト自転車のバッテリーを狙った盗難事件が全国で相次いで発生している。
被害の認知件数は令和になって以降増加傾向にあり、令和3年(2021年)に入ってからは過去最多を記録。
被害増加の背景には新型コロナウィルスによる密を避けた移動に、電動自転車を使用する人が増えたことが影響していると見られている。バッテリー盗難は転売を目的としており、東京や大阪などで大量にフリーマーケットアプリに出品した高校生や、自転車販売店に買取目的で持ち込んだ30代の男が逮捕されている。
警察では電動アシスト自転車のバッテリーの管理・保管方法などを含めた、防犯対策の呼び掛けを行っている。
|読売新聞オンラインより引用|
保管方法と二重ロックで盗難防止対策を
電動アシスト自転車のバッテリー盗難の被害状況として最も多いのが、鍵をつけっ放しにして駐輪をしていた、いわゆる「無施錠」な状態です。
被害場所としては戸建て住宅の敷地内の被害が多く、中高層住宅では施錠を行っていても被害に遭うケースが増えており、注意が必要です。
所有者自身が行える防犯対策として以下の方法が挙げられます。
- 施錠は必ず行う事
- バッテリーは屋内で保管
- ワイヤー等による二重ロック
上記の防犯対策は極めて基本的な事ですが、被害に遭ってから後悔するのでは手遅れですので、基本的な防犯対策からしっかり対応することが重要になります。
駐輪を行う場所も人目に付く場所や防犯カメラに映る場所など、意識して工夫を行うことで防犯率を高めることが可能です。
商業施設や公共の駐輪場、集合住宅の駐輪場などでは、防犯カメラがあることで、犯行を抑止し利用者に安心感を与えることができます。
個人の住宅で防犯カメラを設置する場合は、夜間でも赤外線を使用して鮮明な映像録画ができるもの、そして死角の無い設置場所に取り付けることがお勧めです。
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