【福岡県】コンビニ電源無断使用し調理の男逮捕
- その他窃盗の事件簿
- 2021.05.27 木曜日
炊飯器で米を炊き、IH調理機で焼きそば作る
福岡県古河市内にあるコンビニエンスストアの“電気”を盗んだとして30代の男が逮捕された。
5月25日の早朝、容疑者の男はコンビニの外壁に取り付けられた電源コンセントを無断で使用し、その場に持ち込んだ炊飯器で米を炊き、IH調理機で焼きそばを作るなどの行為を行っていたという。
その迷惑行為に気付いた従業員が110番に通報、警察が駆け付けたところで男は駐車場に停めてあった車に籠城。
その後9時間半にも及び警察からの呼び掛けを無視し続けると、さらに車で約50分にわたり逃走を慣行。最後は警察官が窓ガラスを割って身柄を確保となった。男が乗っていた車には大量の荷物や調理器具が積まれており、車中泊を繰り返していたことが推測される。
警察の取り調べに対し、逮捕された男は黙秘を続けているというが、県内では無断で電源を使用されるという同様の被害が報告されており、事件の関連性や逃走理由などについても調べを進める方針だ。
|FNNプライムオンラインなどより引用|
証拠の確保・犯行抑止に防犯カメラが有効
コンビニエンスストアの外壁に備え付けられているコンセントは当たり前の話ですが、一般客が無断で使用して良いものではありません。
電気の無断使用による「電気窃盗(盗電とも言う)」と断定された場合、常習性や行為の度合いなどにもよりますが「10年以下の懲役または50万円以下の罰金」が課されることになります。
コンビニなどでは店舗の構造上、外壁にコンセントが設置されており、不特定多数の人が24時間訪れる場所なので、気付かないうちに勝手に電源を使われていたということもあるかと思われます。
コンビニに限らず、店舗や事務所、工場などでは屋外の水道を無断で使われたり、備品が盗まれていたりといった被害に遭うことも少なくないことでしょう。
マンションやアパートではゴミの不法投棄なども挙げられます。
これらの行為は無許可で行われている以上、立派な犯罪になります。
しかし、現行犯で捕まえない限り立証するのは難しい上、軽微な犯罪になるので不起訴になることも多いと言われます。
特に繰り返し迷惑行為が行われている場合など、常習性や悪質さを訴える上で、証拠を押さえることが重要になりますので、そのような場合に備えて防犯カメラを設置しておくことは、後々で非常に有効的になります。
一番良いのは被害に遭わないことですので、防犯カメラがあることで、犯罪や迷惑行為の抑止効果を生むという点でも効果的です。
余談ですが、仕事中に何気なく持参した充電器を使用して、職場などで無断で私用携帯電話の充電などを行う事も、厳密に言えば電気窃盗になり兼ねませんので、くれぐれもご注意ください(許可を得られていれば大丈夫です)。
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