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【北海道札幌市】勤務先からトナーを430回窃盗

2018.06.22 金曜日

【勤務先倉庫からトナーを盗み転売430回】

 

2018年6月20日、北海道警察札幌豊平署は、勤務していた病院からプリンター用のトナーカートリッジを盗んだとして、札幌市東区無職男(52)を窃盗容疑で逮捕、送検した。

 

札幌豊平署はトナーの窃盗が約1万2000点、時価約1億1000万円相当に上る疑いがあると発表した。

 

逮捕・送検容疑は2018年4月、勤務先の病院の倉庫からトナー10点を盗んだとしている。

 

同署の調べによると、容疑者は病院に勤務していた2015年7月ごろから今年4月までに約430回にわたり、勤務後に合鍵で倉庫に入りトナーを盗み、リサイクルショップへの売却を繰り返したという。

 

容疑者は「飲食代金や借金返済にあてていた」と容疑を認めている。

 

 

【内部犯行の特徴】

 

上記の事件では、34ヶ月前後の間に430回程度の犯行を行い、1万2000点で時価約1億1000万円相当の被害とされています。

 

そうすると、1ヶ月で12~13回、2~3日に1回、勤務が週5日で勤務後の犯行だとすると、ほぼ2日に1回ほど窃盗を行っていたことになります。

 

そして1回当たりの窃盗金額は25万円程度、トナー1台の単価は定価もしくは実勢価格ベースでしょうが、9,000円程度、つまり、1回の犯行で平均28個程のトナーを盗んでは転売していたことになります。

 

そうすると疑問になることは、①それほど頻繁に大量のトナーの在庫がなくなっていて、約3年間も気づかないものなのか②月に300万円程のトナーが盗まれている以上、トナー代金が月300万円上がることになり、それに気づかないのか③買い取っているリサイクル店は不審に思わないのか といった事が挙げられますが、同様の様々な犯行事例からすると、基本的には気付かないものだ、と感じています。

 

そもそも、通常は「トナーを盗む人がいる」「トナーが狙われる」等とは誰も考えませんし、在庫の管理にしても、もし犯人が在庫の数値報告などを誤魔化せる場合、犯行がなかなか発覚しないケースは非常に多いようです。

 

 

【盗品の転売について】

 

社内在庫を狙った内部犯行の場合は、一度事が起きてしまうと、被害は長期にわたり、その被害金額は意外なほど大きくなります。

 

現在の窃盗は「換金」がキーワードで、以前とは違い、なんでも容易に換金できる時代であることに注意が必要です。

 

また、転売について、買取側での身元確認や盗品の買取防止策については不十分なことが多く、改善の気配は見られません。

 

つまり、圧倒的に盗む側に有利な状況で、「盗みやすく、バレにくく、転売しやすい」という3拍子が揃ってしまっている状況です。

 

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【内部犯行の防止について】

 

上記の様に、内部犯行が起きてしまうと、気づかぬうちに被害が大きくなってしまう事が多いようです。

 

昔は、現金やそれに類するもの(商品券、切手、ハガキ等)は高レートの換金が可能な為、現金とほぼ同等と考えられ、管理に注意を払っていましたが、今はそれだけでなく、SDカードやトナー、ゲーム類やカード類など、需要や人気のあるものは、なんでも換金が容易な為、ほぼ現金を置いているのと変わらない状況のため、注意が必要です。

 

内部犯行は施錠だけでは防ぐことができず、今回の事件の様に合鍵を使われてしまうと、証拠や履歴も残らない為、十分な対策にはなりません。

 

防犯カメラや電気錠で対策することで高い効果が得られます。

 

電気錠はカードやタグで開錠するタイプの物であれば、誰が何時にその部屋に入ったのかの履歴まで取れる為、犯行の証拠になります。

 

防犯カメラを設置する事で、犯行を映像で撮影され、確たる証拠を確保できます。

 

こういった「犯行の証拠を確保できる」という状況を作り上げることで、大きな犯行抑止効果がうまれます。

 

 

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