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千葉県のヤード条例をすり抜ける犯罪者

2017.10.30 月曜日

【千葉県警によるヤード摘発】

 

多発する自動車盗難の温床になっている違法ヤードの取り締まりを目的として、2015年4月、千葉県では「ヤード適正化条例」が施行された。

 

この条例により、千葉県警はヤードへの立ち入り捜査ができるようになり、各ヤードの運営状況の実態を把握できるようになり、違法ヤードがあれば摘発することができるようになった。

 

違法ヤードは国際犯罪組織による盗難自動車の解体・不正輸出のための作業場となっているほか、不法滞在外国人の隠れ場所や薬物の使用・隠匿場所として利用されるなど、犯罪の温床となっている実態あり、千葉県警では治安上の脅威として重く見ている。

 

ヤード条例の施行と千葉県警による立入検査で、千葉県内での自動車盗難件数は一時的に減少したが、近年また自動車盗難が増加傾向に転じた。

 

 

【ヤード条例の抜け道】

 

警察の立ち入り検査が頻発した時期辺りから、千葉県近隣県での自動車盗難件数が増え、特に茨城県南部での自動車盗難件数が増加した。

 

実際に千葉県内で条例が施行されてから、他県へヤードを移転した事例も多発している。

 

また、千葉県内で盗みを働き、近隣県でのヤードに盗難車を持ち込むという手口も発生しているようで、「千葉県内の違法ヤードに盗難車を持ち込めない」という条件だけでは自動車盗難の抑止力としては十分ではないこともわかる。

 

また、ヤードの取り締まりのトリガーは「盗難車を保管している」「盗難車を買い取った」という2点にあるが、違法ヤードの中にはヤードと盗人の間に仲介人を立てることで事態をごまかそうとする動きもあるらしい。

 

つまり、盗人から仲介人が「盗難車だとは知らなかった」という体で盗難車を買い取り、その車をヤードが「盗難車のわけがない」といって買い取ることで、取り締まりの手を逃れている事例があるらしい。

 

また、条例では届け出が必要となるヤードを「自動車部品の保管等の用に供する施設」と限定しているため、重機専門の違法ヤードがもしあれば、そこはノーマークになってしまう。

 

 

【盗難に対する意識】

 

上記の様に、非常に効果的と思われる一手を自治体や警察が打っても、それをかいくぐる犯罪者はやはり発生してしまうもので、千葉県内の自動車盗難リスクは引き続き全国トップクラスに留まることが予想されます。

 

自動車・重機の保管場所においては、車両・敷地への施錠の徹底をするだけでなく、ダミーカメラや防犯カメラ等、セキュリティ対策により、盗難被害に遭う確率を押さえていく必要がありそうです。

 

 

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