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リレーアタックによる自動車盗難を防ぐ方法
2017.06.02 金曜日
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【リレーアタックという手口】
昨今の自動車泥棒が使う窃盗手口の一つに「リレーアタック」というものがあります。
大まかにいえば、特殊な装置でスマートキーの電波を不正に受信し、その電波を利用して車の施錠を解錠するといった手口です。
スマートキーを採用している車両の割合は年々増加しており、2016年の段階で570万台がスマートキー採用車になっているといわれています。
スマートキー採用車は、ドアの施錠だけでなく、イモビライザーなどのカーセキュリティを制御していることも多く、スマートキーの電波を悪用されてしまうと車のセキュリティレベルが一気に下がってしまいます。
海外では既に車泥棒の常套手段になりつつあり、リレーアタック用の機械が中国から日本に流れ込んできている為、警戒が必要な手口になってきています。
【リレーアタック対策】
リレーアタックは、車の持ち主が車を離れる時に、傍受装置を持った泥棒がその後をついて行き、スマートキーの微弱な電波を傍受・増幅し、解除信号を車に向かって飛ばします。
その為、スマートキーの電波を泥棒に傍受されなければ被害は発生しません。
スマートキーの電波は金属で遮断されるため、金属製の缶に入れれば、泥棒はそのスマートキーの電波を傍受できなくなります。
一戸建ての玄関近くで、玄関に車の鍵が置いてあることを期待して、玄関外からリレーアタックをかけようとする泥棒もいる為、家でのスマートキーの保管は金属製の缶に鍵を入れることで電波の傍受を防げます。
外出先で一時的に車を離れる際は、金属の缶に鍵を入れて持ち歩くことが困難ですので、電波遮断用のポシェット(市販されている)などにスマートキーをいれることで電波傍受の心配がなくなります。
また、スマートキー1つだけで車の防犯を行うことはリスクが高く、万が一リレーアタックをされてしまった時に、泥棒に対抗する手段が一切なくなってしまいます。
例えばスマートキーの他にハンドルロックをつけておけば、万が一リレーアタックをされたとしても、車内に乗り込んだ犯人は車を動かすことができず、効果的です。
防犯意識は高ければ高い程、犯罪被害に遭う確率を下げることができます。
車を離れるときに、自分の近くをつけてくる不審な人物がいた場合、一度車に戻り、鍵が施錠されていることを確かめるようにする事で、被害の大半を防ぐことができます。
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