【大阪府】客室から4,200万円入り金庫盗まれる

侵入窃盗の事件簿
2021.05.24 月曜日
【大阪府】客室から4,200万円入り金庫盗まれる

多額の現金があることを知る人物の犯行か?

大阪府内のビジネスホテルに今年2月頃より長期滞在していた投資家の男性から「金庫が盗まれた」と警察に通報があった。

被害が発生したのは5月22日午後7時40分ごろで、客室内で保管していた現金約4,200万円と高級腕時計が入った金庫2つが無くなっていたという。

男性はこの日の午後6時ごろから外出をしており、部屋のドアの鍵にはバールのようなものでこじ開けられた跡が残っていたという。

他の部屋での被害は無く、男性が外出してから1時間半の間で犯行が行われていることも踏まえ、警察ではこの部屋に多額の現金が置かれていることを知る人物による犯行と見て調べを進めている。

|MBSニュースより引用|

行動パターンの発信には十分な注意が必要

【大阪府】長期滞在中の客室から4,200万円入りの金庫盗まれる

被害者の男性が、仕事の関係で多額の金銭を所持していることや、どこの宿泊施設に滞在しているのなど、仕事を通じて個人情報が流れ出ていた可能性があります。

今回の窃盗犯は何かしらの流れで、多額の現金が保管されていることを知り、被害者の行動を把握した上で犯行に及んだと考えられます。

この手の犯行で代表的なものとして、SNSなどに投稿された写真などから自宅のある場所を突き止め、発信された外出予定や外出パターンからタイミングを見計らって盗みに入る手口があります。

無意識のうちに発信した自分自身の行動パターンや個人的な情報が悪用され、自宅や車、今回のケースのように宿泊先の荷物など、あらゆるものが窃盗犯にとってのターゲットになってしまいます。

特に多額の現金を所持しているということになると、窃盗犯に限らず詐欺にも狙われてしまうことになりますので、基本的には外部に漏らさないように注意しましょう。

今回の事件で犯人の行方を追う手がかりとなるのは、ホテル内に設置された防犯カメラに残された映像です。
特徴や人相、逃走方向などを防犯カメラ映像から検証を行い、事件解決に繋がることを期待したいと思います。