2018.09.18 火曜日
2018年9月14日、新潟県警新潟東署と新潟署などの合同捜査班が、ドラッグストアで高額な化粧品やサプリメントばかりを狙った少年万引団5人を摘発した。
リーダー格の少年が盗む商品を指定し、仲間から買い取って転売していた。仲間が犯行で使ったタクシー代なども支払っていた。
窃盗の疑いで逮捕、送検されたのは、新潟市内などの16~18歳の少年3人。残る2人は書類送検した。
被害に遭ったのは新潟、長岡、三条市などの計22店舗、被害品は約300点(約130万円相当)に上った。
新潟東署によると、リーダー格の少年は専門学校に通う18歳で当初は1人で万引をしていたとみられるが、仲間を募って万引団を結成。
犯行の収益を分けるのではなく、リーダーが商品ごとに報酬を渡していた。
毎回3人ほどで盗み、運転できる少年がいない場合に電車やタクシーを利用していたという。
リーダーの稼ぎは、仲間から安く買い取った盗品の転売だ。インターネットを使い、売る相手も個人から業者に販路を拡大させていった。
新潟東署は「リーダーは5人の中でも儲けていたはず。仲間はいくらで転売されているかも知らなかっただろう」と話した。
昨今、フリーマーケットアプリなどで、ネットでの転売が簡単になったことから、万引きをしてはその物品をネットで転売し現金を獲得しようとする事例が増えています。
今回の事件では、それがかなり組織化されている事もあることを示しています。
犯人グループはリーダー以外が盗みを働き、リーダーに盗品を買い取ってもらうことで利益を得、リーダーは盗品をネットで転売する事で利益を得ていました。
恐らくこういった事件は今後増えていくものと思われます。
万引きは今回被害に遭ったドラッグストアだけでなく、もっと大きな物品も盗まれることがあり、油断ができません。
衣料品店で、ハンガーに掛かっているスラックスがごっそり盗まれたり、本屋で大量に本が盗まれたり、といった事が起きています。
恐らく防犯カメラが設置してあっても、うまく死角を作ったりしながら犯行に及んでいたものと思われますが、犯行後の対処の為にも、出来るだけ人相ははっきり映しておきたいものです。
現在の防犯カメラは200万画素フルハイビジョン画質(地デジと同等)となっており、かなり鮮明な撮影が可能です。
出入口などの必ず通る経路に防犯カメラを設置し、人相を正面から映せるようにすることが重要です。
人相をしっかりと撮影する事で、全店員で要注意人物をマークできるようになり、再犯の防止や逮捕につなげることができます。
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