2018.07.17 火曜日
2018年7月10日、埼玉県警察幸手署は窃盗の疑いで茨城県猿島郡無職男(77)を逮捕した。
逮捕容疑は、2018年6月17日午後5時5分ごろ、埼玉県久喜市内の建築会社の資材置き場で、型枠を固定するための機材約16本(計3万2000円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、機材を相次いで盗まれていた建築会社が防犯カメラを資材置き場に設置したところ、男の姿が映っており、男が特定された。
男は容疑を認め、盗んだ機材を換金していたという。
「ギャンブルで使う金が欲しかった」と供述し、3、4回盗んだとほのめかしているという。
上記の事件では、特定の建設会社の資材置き場から繰り返し機材を盗んでおり、供述している動機や被害額からも犯人は「数千円~数万円分盗めればよい」と考えていたふしがあり、防犯カメラがあっても侵入をやめなかったことから、万が一捕まってしまったら、その時はその時だ、くらいに考えていたのかもしれません。
また、犯人は盗みをしない限りはギャンブルにお金を回すことができない経済状況で、逮捕されるまで出来るだけ多くのギャンブルができればそれでよい、と考えていた可能性もあります。
防犯カメラには「犯行の抑止」「証拠の確保」の役割があり、本来は防犯カメラがあることで犯行そのものを未然に食い止めることが重要なのですが、逮捕されても構わないと考えている犯罪者の犯行は止めることができません。
資材置き場の資材盗難ではこのような「ある程度逮捕も覚悟している」というケースがあります。
このような犯行の抑止ができない犯行については、「検挙により再犯を防止」という方法が次善策となります。
防犯カメラで証拠を確保する事で、警察の検挙の確率を高めることができます。
その際、撮影上重要なポイントは①出入口②全体の2点の映像を確保することになります。
出入口の防犯カメラは犯人の特徴や人相を鮮明に撮影する役割があり、敷地全体を映す防犯カメラは、その侵入した不審者が敷地内で犯行に及んだかどうかを抑えることができます。
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