【神奈川県】県内の公園で相次ぐ水飲み場の蛇口盗難

屋外の事件簿
2021.05.10 月曜日
【神奈川県】県内の公園で相次ぐ水飲み場の蛇口盗難

厚木市内で7公園、計24個の盗難被害

神奈川県厚木市や平塚市内の公園で2021年3月から5月にかけて、水飲み場の蛇口が盗まれるという事件が相次いで発生している。

最初に被害が起きたのは厚木市内南部にある公園で、水栓3個が無くなっており、4月にも同じ公園内で3個が盗まれるなど、これまでに7つの公園で計24個の盗難被害が起きている。

神奈川県内では平塚市でも6箇所の公園で蛇口や金属製の手すりなどが盗まれているほか、5月には海老名市、伊勢原市でも公園などで同様の被害が多発しているという。

各市では応急処置を行うとともに県警に被害届を出しており、窃盗事件として捜査が行われている。

|tvkニュースより引用|

金属の公共物の盗難被害が増加

【神奈川県】県内の公園で相次ぐ水飲み場の蛇口盗難

近年、金属製でできた公共物の盗難事件が多発している傾向にあります。

代表的なものとしてマンホールの蓋や橋名板、屋根の銅板などが挙げられますが、これらの物が盗まれる背景には金属が高値で売買されるということが影響しています。

こうした金属製の公共物に対しては公園内にいる人の「まさか盗まれるとは思わない」という心理を逆手に取り、白昼堂々と作業服を着た窃盗犯が工事を装って盗み出したりしています。

このように昼夜を問わずに公共物を盗み出していることからも、窃盗被害を防ぐ上では24時間連続で監視体制を取ることが必要になって来ています。

防犯カメラと警報器を組み合わせることで、監視中に不審な行動を取る人物を発見した際に、スマートフォンから遠隔で警報器を鳴らしたり、音声で威嚇を行うことも可能です。

公園などの公共の場では、金属の盗難以外にも犯罪やトラブルが発生することもあります。市民の安全・安心を確保する上でも防犯カメラ設置の需要は増してきていると言えます。