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リレーアタックの手口と今後の展開

2019.02.15 金曜日

【リレーアタックの手口と状況】

 

近年リレーアタックという車両盗難の新手口が増加傾向にあります。

 

リレーアタックとは、スマートキーの微弱な電波を泥棒が特殊な機器で増幅し、車両近くに待機する仲間の泥棒がその電波を受け取り、車両に「近くにスマートキーがある」と誤解させ、解錠・エンジン始動させて盗んでいく手口です。

 

この手口は車両とスマートキーの距離がある程度近い距離にある必要がある為、戸建て住宅の駐車場にある高級車が狙われる傾向があります。

 

2018年に東大阪の戸建て住宅でリレーアタックによる盗難未遂事件が発生し、犯人がリレーアタックを行っている防犯カメラ映像が2019年の新年早々に報道されたことで、広く世間にその手口が認知されはじめました。

 

この東大阪の事件では、スマートキーを駐車場に近い玄関付近ではなく、車から10m程離れた場所に置かれていた模様ですが、防犯カメラの映像では数秒で電波をキャッチし中継し、車の解錠(開錠というべきか?)がなされています。

 

その後、犯人グループは車両を盗まずに逃走しており、この車にハンドルロックが装備されていたことから車を運転して盗み去ることができずに諦めたものと思われますが、リレーアタックに使用する機器は電波増幅性能が極めて高いものが出回っている事が予測されます。

 

被害は2017年頃から多発し、関西を中心に被害が拡大、最近では関東でも被害が発生し始めた、と報道されることが多く、今後更に被害が拡大することが予測されます。

 

 

【報道の精査と今後の展開】

 

上記がリレーアタックによる車両窃盗の概況ですが、様々な所で話題になることが多くなったことで、報道もネットの情報もかなり錯綜している感があります。

 

リレーアタックに使用する機器については「トランシーバーを改造するのと同じで、市販の部品でできる。装置は300万円くらいで売っている」という情報がネット上で発信されており、その反面、2017年にオランダ・アムステルダムで開催された「HITBSecConf2017」というセキュリティ関連カンファレンスで「中国製の20ドル程度の機器が出回っている」と発表されたことも、ネット上に発信されています。

 

300万円という情報については、論理に矛盾を感じるところがあり、市販の部品で簡単に作成できるものが300万円もする、という所に疑問を感じ、中国製の20ドル程度の物がでまわっている、という情報の方に信憑性を感じます。

 

また、リレーアタックは最近はやり始めた物、という認識が一般的になりつつありますが、日経新聞では2017年5月13日の時点で「中部地方で2013年に大型の多目的スポーツ車(SUV)が盗まれ、外国人グループが摘発された事件は、警察がリレーアタックによる犯行とみている。」と報道していることから、恐らく2013年頃にはごく一部、リレーアタック用の機器を使用した犯行が行われており、近年、機器が手に入りやすくなったのか、被害が急増している、という状況だと思われます。

 

スマートキーから発する電波は微弱で、1m程度しか届かない、という情報は、「玄関などにスマートキーを置くことは危険、もっと離れた場所に置くべき」という対策に変換されがちですが、昨今の状況からすると、「離れた場所に置く」という事が対策になり得ない感があります。

 

実際の事例から、犯人グループはかなり電波増幅性能の高い機器を入手していることから、離れた場所にスマートキーを置く、ということは盗難対策になり得ません。

 

この「スマートキーの電波は微弱」という特性は「電波を遮断するポーチにスマートキーを入れれば、ポーチの外に電波が出ない為、リレーアタックの機器で電波を拾うことができない」という対策にのみ結びつきます。

 

また、リレーアタックの被害については「スマートキー搭載車の盗難事件の半分程度」という予測が報道されており、あくまでも感覚値とされていますが、スマートキーのシステムを搭載している車をリレーアタック以外で盗むことは困難と感じており(弊社が知り得るその他の泥棒の手口では、相当強引に車を持ち去る以外に方法がない)、そのことから「スマートキー搭載車の窃盗事件の半分はリレーアタックによるものだろう」という情報は正しいと判断しています。

 

リレーアタックの機器がかなり安く出回っているらしい、という情報や、これまでのリレーアタックの被害状況から、今後もまだリレーアタックによる車両窃盗は増加することが予測され、更なる警戒が必要です。

 

 

【傾向と対策】

 

今までの被害の傾向としては、①リレーアタックだと警察が断定している事例は少なく、その割にリレーアタックによるものだろうと思われる被害数は非常に多い②実際に犯人が映っている防犯カメラ映像が極端に少ない(国内の物で弊社が確認している物は1件のみ)③ハンドルロックがあることで盗みを諦めている事例がある という事が挙げられます。

 

①については、実際の犯行映像からリレーアタックによる手口は相当のスピードで音もなく行われるため、はっきりとリレーアタックの痕跡が残らず、手口の特定ができない、という事がわかります。またそこから想像できることは、犯人たちはかなり慎重に「スマートキーシステム搭載かつ、高額で売りさばけるもの」を選定し、下見をしたうえで計画的に犯行に及んでいるという事です。

 

②については、犯人グループが主に個人宅の駐車場を狙っており、個人宅では防犯カメラの普及がまだまだ進んでいない事も映像の少なさの要因になっている気がします。しかしそれ以上に、犯人グループの警戒心が強く、防犯カメラがついている家を避ける傾向がある、という事も強く感じます。

 

恐らく下見をしっかりしたうえで、「盗みやすい場所・リスクのない場所」を選定しており、そのようなターゲットは山ほどある為、あえてリスクを冒さないようにしているものと思われます。

 

 

③について、今後様々な防犯対策が打ち出されていく事と思われますが、自動車盗難の歴史をみれば、最新のカーセキュリティは常に泥棒に破られ、その泥棒の手口に対抗するものが開発され、また泥棒に破られ、というイタチごっこが繰り返されています。

 

こういったハイテク窃盗にハイテクで対抗することは、イタチごっこの始まりを意味します。

 

ハイテク窃盗に有効な手段は、驚くほどアナログです。

 

実際にハンドルロックで窃盗を諦めた泥棒がいるように、物理的な防犯対策の方が効果的です。

 

現状、リレーアタックに対する有効な手段は「スマートキーを電波遮断ポーチに入れる」「ハンドルロックをつける」が挙げられます。どちらもスマートキーの本来の便利さを打ち消してしまう物ではありますが、盗まれるよりはマシだと思われます。

 

もう少し大掛かりな対策としては、「施錠できるガレージに駐車する」「防犯カメラを設置する」といった事が挙げられ、コストパフォーマンスは防犯カメラの方がよく、リレーアタックが防犯カメラの無い場所で行われているであろうことを考えると、防犯カメラの効果はこの手口にはかなり有効だと言えます。

 

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安いリレーアタックの機器が出回り、しかも電波増幅性能が上がってきていることを考えると、今後、被害の件数が増加することだけでなく、個人宅だけでなく様々な場所がターゲットになってくることも予測されます。

 

例えばファミリーレストランの駐車場など、車から極端に離れない場所で、車の持ち主がある程度の時間戻らない見込みがあり、なおかつ人目に付きづらい場所が狙われる可能性もあり、スマートキーを電波遮断ポーチに入れるなど、警戒を強める必要があります。

 

 

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