2016.10.25 火曜日
2016年10月24日午後3時40分ごろ、大阪府大阪市西淀川区のマンションで、「男性が血だらけで倒れていて意識がない」と119番があった。
大阪府警などによると、マンション4階廊下で10代後半から20代ぐらいの男性が倒れており、その場で死亡が確認された。男性の首には刃物で刺された傷があり、府警が殺人容疑で捜査している。
大阪府警によると、現場マンションの防犯カメラに手に血が付いた女が逃走する姿が写っていた。女は40~60代ぐらいで、白い上着に黒いズボンを着用していたという。
現場はJRの駅より西へ約500㍍のマンションや民家が建ち並ぶ地域。
ここのところ、マンションでの凶悪事件が相次いでおり、マンション住民、近隣の住民からの不安の声が報道されています。
先日起きた、福岡県の女性保育士刺傷事件では、事件後犯人が逃走し、アパート近隣住民から不安の声と早期逮捕を望む声が多数出ました。
警察では付近の前科者のデータと、アパート周辺の防犯カメラ映像を調べ、早期の段階で犯人の絞り込みが完了し、犯人の周辺の人々に聞き込み調査をしたところ、観念した犯人が警察に自首をしました。
今回の事件でも、マンション住民や近隣住民は、凶悪犯が付近に潜んでいるかもしれない、と不安に思っている事が想像できます。
防犯カメラの証拠映像は、警察の犯人逮捕を早める効果があり、住民の不安感を解消する手助けになります。
今回の事件では「現場マンションの防犯カメラに手に血が付いた女が逃走する姿が写っていた。女は40~60代ぐらいで、白い上着に黒いズボンを着用していたという。」と報道されており、非常に大まかな特徴しか映像から取得できていません。
防犯カメラの映像があまり鮮明でなかったか、犯行現場まで距離があった可能性があります。
現在国内で広く普及している防犯カメラは、アナログカメラという41万画素の物が大半で、アナログ放送時代のテレビ程度の画質となっている為、証拠能力に欠けるところがあります。
アナログカメラはすぐ近くの物は割としっかり映るのですが、少し距離が離れると、非常にぼんやりとした描写しかできません。
もちろん、警察ではマンションの防犯カメラから大まかな特徴さえ取得できれば、近隣の防犯カメラから徐々に遠ざかっていきながら、多数の防犯カメラ映像を確認しますので、その中で逃走中の犯人の姿や、日常生活を送る犯人の姿を高画質に撮影しているものが見つかる可能性があり、多数の防犯カメラを確認することで、犯人絞り込みの精度を上げることができます。
防犯カメラの画質が高画質なほど、犯人の絞り込みが容易になり、警察の捜査スピードを速めることができます。
2年ほど前からアナログカメラは急速に下火となり、200万画素クラスの防犯カメラが従来のアナログカメラと同等の価格で出回るようになりました。
そこで各地の防犯カメラは、古くなったものから徐々に200万画素の物に切り替わってきています。
この切り替えが進めば進むほど、事件が起きた際の証拠能力が高くなり、警察の検挙率や検挙スピードが向上する事が予測されます。
現在の防犯カメラの画質に不安がある場合や、設置してから5~6年ほど経過しているものは、200万画素の防犯カメラへの切り替えを強くお勧めします。
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