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【愛知県】ヤード適正化条例案の提出

2019.05.29 水曜日

【ヤード適正化条例案で調査のスピードアップ】

 

愛知県は、盗難車が持ち込まれるなど、一部が犯罪の温床とも指摘されてきた解体施設「ヤード」の適正化条例案を県議会6月定例会に提出することがわかった。

 

ヤード側に買い取り相手の確認義務を課すなど、盗難車を持ち込みにくくするとともに、盗難車の解体や転売も防ぐ狙い。

 

これまでの制度では、警察による施設内への立ち入り調査は実質困難で、「盗難調査の名目の場合は具体的に盗まれた場所や被害者の特定が必要」「解体作業や中古車の取り扱いを確認する名目の場合はリサイクル法などに基づいて立ち入りをすることとなり、その場合は県と合同で行い、その調整に時間がかかる」といった条件があり、結局なかなか立ち入り調査ができず、その間に盗まれた車は輸出され証拠も残らない、といった状況があった。

 

今回の条例案では、警察の調査が迅速に行えるようになる。

 

愛知県警が把握している県内のヤード数は、統計が残る2012年から約200カ所で推移している。警察庁によると、18年末時点で全国で4番目に多い。

 

条例案では、買い取り時にヤード側に車検証や車を運び込んだ人の身分証などを確認し、記録を保管することを義務づける。盗難車と疑われる場合は、記録を確認する目的で、警察が単独でヤードへの立ち入りができるようになる。警察が盗難の可能性がある車の保管を命じることもできる。期間内に盗難車だと確認された場合には、速やかに捜査に移る。

 

記録の保管を怠ったり、条例違反を重ねて業務停止命令を受けても無視したりする業者には罰則も設けた。最大で1年の懲役または50万円の罰金が科される。

 

ヤード数が全国1位の千葉県、2位の茨城県では、すでにヤードの管理を厳格化する条例が施行されている。

 

 

【一斉摘発と条例】

 

以前に愛知県では違法ヤードの一斉摘発を行ったことがあり、その直後から県内の自動車盗難は激減しました。

 

同じように、千葉県でも違法ヤードの一斉摘発を行ったところ、その直後に県内の自動車盗難が激減しました。

 

その後、愛知県や千葉県の周辺での自動車盗難件数が増えたことから、自動車窃盗グループが県外で活動し始めたのでは?と言われ、ほとぼりが冷めるとまた愛知県内や千葉県内での自動車窃盗件数は増加傾向に転じました。

 

警察による違法ヤードの一斉摘発は大きな効果を一時的に発揮しますが、愛知県では条例上、継続的な違法ヤードの捜査が行われにくく、昨今では全国4位の自動車盗難件数が発生しています。

 

今回の条例案では、従来と違い、疑わしいヤードを警察が単独で速やかに調査できる内容になっています。

 

監視カメラ

 

違法ヤードがあれば、そこに転売する目的で付近で自動車盗難が発生します。

 

警察による違法ヤードの取り締まりが恒常的に続けば続くほど、県内での自動車盗難は減少することが予測されます。

 

 

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